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元記事発行日: 2025年08月25日、 最終更新日: 2025年08月25日

美しさと持続可能性の両立

みなさんこんにちは!
goofマーケティング編集部のMr.Kです😎

綺麗な紅葉!!!ってことでパシャパシャと朝から一人でもみじ撮影🍁

人間の目って綺麗な写真や物、鮮やかな色彩を見ているの、ものすごく脳が活性化されるらしいですよ😳


ちょっとした自分へのご褒美に☕️

 

先日、今年一年頑張った自分へのご褒美!!とおもって大好きなコーヒーマシンを購入しました👏

リモートが多いので、これでホームワークが捗るなーなんて思っております😎


早速入れたばかりのコーヒーを嗜みながら一息ついていると


「ん?そういえば、さっき何か気になる点が一個あったなー」

なんて思い出しながら梱包されたパッケージに目をやりました👀

あんまり気に留めていなかったのですが、一昔前より印刷が綺麗だな〜って!

そもそも認識していなかっただけで元からこんなに綺麗だったけ?

他の色もまぁよく表現されているじゃないですか。

最近のダンボール印刷の需要もそうですが、品質がまぁ良いこと😂


段ボールなんてただの包装材でしょ?


そんな風に思っているあなた!いや、私もちょっとそう思ってましたが、、、笑


 最近の段ボール印刷技術は、見た目の美しさ、印刷精度、さらには環境への配慮まで、すべてが進化しています。

2024年現在、段ボールの印刷は単なる梱包材以上の役割を担い始めてますよね!!中国勢の勢いもDrupaではすごかったです。

ブランド価値を高め、消費者の購買意欲を喚起する「広告ツール」としての進化を遂げています🔥


段ボール印刷の需要

https://www.jpa.gr.jp/index.php

https://www.jpa.gr.jp/index.php

近年、デジタル化による情報伝達の多様性から、グラフィック用紙の需要は年々減少傾向、段ボール紙はおおよそ横ばいです。


特に水性インクジェットの品質向上はやはりあっと驚かされるクオリティになってきていますよね☺️


コロナ禍の影響とEC市場


① 消費者の目を引くパッケージデザインの重要性
🎨👀

EC市場の拡大により、商品パッケージが消費者との「最初の接点」として重要視されています。段ボールにもデザインや色彩の美しさが求められる時代になりました。

② 持続可能性への期待 🌱

環境意識の高い消費者が増える中、再生紙を使用した段ボールや水性インクを用いた印刷が注目されています。持続可能性を考慮したパッケージデザインがブランド選択の基準になることも少なくありません。

③ 高まるカスタマイズ需要 🛒

消費者のニーズに応じたパーソナライズされた段ボール印刷が求められています。限定デザインや特別なプロモーションに合わせた印刷は、競争の差別化ポイントとなります。

段ボールって見た目は結構気にしませんが、鮮やかな色彩や高級感があると手にとった時にいいなーと思いますよね🔥


近年の段ボール印刷技術

2024年の印刷業界で注目されている段ボール印刷技術を見てみましょう:

① 高精細インクジェット印刷技術 🖨️

インクジェット技術の進化により、段ボール表面に高解像度のカラー印刷が可能に。これにより、従来の単色・低精細な印刷から一変し、鮮やかなグラフィック表現が実現しました。

  • 事例:
    イギリスのSmurfit Kappa社は、水性インクを使用したインクジェット技術を採用し、美しい色彩表現と環境負荷低減を両立。

    1. 出典: Smurfit Kappa公式サイト

② デジタルプリントの拡大 🌍

デジタル印刷は、小ロットでも柔軟に対応できるため、カスタマイズされた段ボール印刷に最適。短納期でのプロモーション展開が可能です。

③ フレキソ印刷の進化 🖌️

フレキソ印刷機が改良され、従来よりも高い色再現性と生産性を実現。さらに、環境負荷を抑えたインクが開発されています。

  • 事例:
    ドイツのBHS Corrugatedは、フレキソ印刷技術を活用し、サステナブルで美しい段ボール印刷を提供。

    1. 出典: BHS Corrugated公式サイト


たくさん段ボール使ってこうよ!!!

「段ボールはリサイクル率が高いから、たくさん使っても問題ないよね?」
そんなふうに思うかもしれません🤔


確かに、段ボールのリサイクルプロセスは環境への配慮が行き届いており、素材としても優秀です。

でも、本当にそれだけでOKなのでしょうか?🌱


段ボールのリサイクルは、次のような過程で行われます:

  1. 回収と圧縮
    古紙業者が段ボールを回収し、圧縮してブロック状にまとめます。

  2. 製紙工場での再加工
    製紙工場でブロックを水でほぐし、繊維状に戻します。その後、不要物を取り除き、新しい段ボールの原料として再利用します。

  3. 新たな段ボールの誕生
    この過程を経て、リサイクル段ボールが新たな製品に生まれ変わるのです。

このリサイクルプロセスでは、二酸化炭素排出量が少なく、LCA(ライフサイクルアセスメント)の観点でも優れた包装資材と言われています。🌍


 

高いリサイクル率だけでは解決できない現実

高いリサイクル率を誇る段ボールですが、「たくさん使っても問題ない」わけではありません。

過剰包装の問題 🚚

ネットショッピングの急増により、過剰包装が目立つようになりました。リサイクル率が高いとはいえ、無駄な消費は持続可能な社会とは相容れません

エネルギー消費の視点 🔋

リサイクルにもエネルギーは必要です。段ボールの回収・運搬・再加工には、CO₂排出や資源の消費が伴います。

リデュース(Reduce)の重要性 🌱

リサイクルできるからといって、消費を抑える意識が不要になるわけではありません。必要最低限の使用が環境負荷軽減につながります。

これらを意識すれば、その高いリサイクル率と環境性能から、優れた包装材と言えます。しかし、過剰包装やエネルギー消費の問題を考えると、使い方を見直すことが求められます🤔

Reduce, Reuse, Recycleの精神を忘れず、持続可能な社会の一翼を担い、そして、企業と消費者が一体となって段ボールを「必要最低限」で活用することで、未来の地球を守ることができるのだとおもいます🌍💚

それではまた次回〜
Love&Passion